サイディング外壁の「デザインや模様を消したくない」という方に人気の クリヤー塗装(透明塗装)。
外壁の風合いをそのまま残しながら耐久性を高められるため、年々需要が高まっています。
しかし、どんな外壁にもできるわけではなく、外壁の状態によってはクリヤー塗装が不向きな場合もあります。
この記事では、クリヤー塗装が可能な外壁と、避けるべき外壁の特徴をわかりやすく解説します。
■ クリヤー塗装ができる外壁の条件
クリヤー塗装ができるのは、外壁の状態が良好で「美観を保ちたい場合」です。
▼ クリヤー塗装が向いている外壁
| 外壁の状態・種類 | 理由 |
|---|---|
| 意匠性サイディング(レンガ調・石目調など) | 風合いをそのまま生かせる |
| 色あせが軽度のサイディング | 透明塗料で保護しつつ、模様が残る |
| 築5〜10年のサイディング | 劣化が少なく外観が綺麗な場合が多い |
| チョーキングが発生していない | 塗膜が健康で密着不良を起こしにくい |
とくに意匠性サイディングにとって、クリヤー塗装は最適なメンテナンス方法です。
■ クリヤー塗装ができない外壁の特徴
クリヤー塗装は透明なため、劣化が進んでいる外壁に塗ると 劣化がそのまま透けて見えてしまいます。
また、密着不良が起こるケースもあります。
▼ クリヤー塗装が不向きな外壁
❌ 1. チョーキング(白い粉)が出ている
塗膜が劣化しており、クリヤー塗料が密着しにくい状態。
❌ 2. 色あせ・変色が進んでいる
透明塗料では色補正ができず、ムラが残ります。
❌ 3. ひび割れ・剥がれがある
傷みが透けてしまううえ、保護としても不十分です。
❌ 4. 既に塗装済みのサイディング
過去の塗膜の上にクリヤーを塗っても、仕上がりが綺麗になりません。
❌ 5. 難付着サイディング
光触媒・無機系のサイディングはクリヤー塗装が密着しにくいことがあります。
メーカー仕様に合ったプライマーが必要です。
■ クリヤー塗装が可能か判断するチェックポイント
外壁の状態を自分で簡単にチェックする方法をご紹介します。
✔ 1. 外壁をこすって白い粉がつくか
→ 白い粉がつく場合はチョーキング → クリヤー不可
✔ 2. 外壁表面に艶が残っているか
→ 艶がある=劣化が軽い → クリヤー可能性あり
✔ 3. 外壁の柄がしっかり見えるか
→ 風合いがはっきりしている → クリヤーと相性◎
✔ 4. 施工後10年以上経っているか
→ 10年以上の場合、劣化が進んでいる可能性が高くクリヤー不可のケース増
■ クリヤー塗装のメリットと注意点
◎ メリット
- 外壁の柄・質感をそのまま活かせる
- 紫外線・雨から外壁を保護
- 色褪せを防ぎ、長持ちさせる
- 仕上がりが自然で高級感がある
❌ 注意点
-
- 色褪せや劣化が進んでいると施工不可
- 汚れやキズが隠せない
- 2回目以降は通常塗装(色付き)になることが多い
■ クリヤー塗装のおすすめタイミング
✔ 築5〜10年
意匠性サイディングの模様が残っているうちに施工すると、美観を最大限活かせます。
■ まとめ:クリヤー塗装は「外壁の状態」が最重要
クリヤー塗装は、外壁の柄を残したい方に最適な塗装方法ですが、
劣化が進んだ外壁には不向きです。
ポイントは以下のとおり:
✔ チョーキングがない
✔ 色あせが軽度
✔ ひび割れ・剥がれがない
✔ 築5〜10年程度のサイディングに最適
ペイントホームズ岡山北店では、クリヤー塗装の可否を無料診断し、
外壁の状態に最適なメンテナンス方法をご提案しています。
津山市,真庭市を中心に、外壁塗装やその他のメンテナンスも承っています。
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